プリントはシルクスクリーンの型を使用し、
何配色も色を重ねるため捺染台(もしくはゴムベルト)から生地が動かないようにする接着剤が必要となります。
この接着剤のことを地張樹脂と呼びます。
プリント時は生地を動かないようにし、プリント後は地張樹脂から生地が剥がれやすい特徴を有しています。
弊社の地張樹脂の一例をご紹介致します。

感熱型油性地張樹脂
MCポリマーLT
熱を加えることにより接着力が向上する感熱タイプ。

感圧型油性地張樹脂
MCポリマーRS(強粘着)、MCポリマーRH(弱粘着)
季節による気温変化、生地素材の種類に応じて接着力の違う2つの樹脂を混ぜて使用する感圧タイプ。

有機溶剤が溶媒となっており主にオート/ロータリースクリーンに使用。
日本ゴム、ハバジット等ベルトの素材に応じて対応可能。

水溶性地張樹脂
地張樹脂#60
綿、合成繊維に優れた接着力を有しています。
水洗性が良好で染料プリントのソーピングで生地に残留することなく流れ落ちます。

エマルジョン型地張樹脂
MCコート№22B
ハンドプリントの捺染台に単独もしくは水で希釈したものを塗ることにより粘着性のある皮膜を形成します。
油性地張樹脂に比べ溶媒が水ですので臭気が少ないメリットがあります。
・当製品は旭化成ポリトロンS9059(廃番済)のジェネリック製品でもあります。
旭化成:アクリルラテックス事業と光触媒塗料事業の撤退および和歌山工場の閉鎖について
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